インターネットの普及による社員の知識の増加

忙しい経営者にとって、頻繁に変わる労働関連法規や制度に対応するのは至難の技です。
社労士ですら毎日一生懸命情報を収集しているくらいですから。。

インターネットの普及に伴い、広く浅い知識が簡単に手に入るようになり、それを元に権利を主張する労働者が増えています。
労働者は以前に比べて法律知識を容易に知れるようになりました。

今までは労働者側の法律知識に対する欠如等によりトラブルにならなかった事でも、現在ではトラブルへ発展するケースが非常に多くなっています。インターネット普及前と普及後で、全国個別労働紛争の相談件数は数倍になっています。
又スマートフォンの普及により、今後さらに労働紛争は増えていくことが予想されます。

経営者の方にご理解いただきたいのは、労使トラブルが今まで発生しなかったのは「たまたま運が良かった」可能性があるということです。
「たまたま運が良かった」が続く保証は何処にも無く、いつか大きなトラブルに遭遇する可能性は非常に高いです。

経営者の皆様には正しい労働基準法の知識を手に入れ、労働者と良好な関係を保つことを願います。