勤務時間中の私用電話はOK?

勤務時間中の私用電話は許されるのか?

社員は勤務時間中、雇用契約に基づき職務を誠実に履行するという職務専念義務を負っています。従って会社の許可を得ない限り、勤務中に私用行為をすることは原則許されません。勤務中の私用電話も職務専念義務に違反する行為と考えられます。

 

私用電話を頻繁にしていたら会社はどうする?

まずは何故私用電話で頻繁に席を離れるのかを確認してください。身内の不幸等特別な緊急の用事でない限り、その場で指導及び注意をしてください。指導・注意を迅速にしなければ周りにの社員に悪影響が及ぶ可能性があります。注意・指導をしても改まらない場合は就業規則にのっとり懲戒処分を行うことになります。

 

懲戒処分をする為には

会社の就業規則に私用行為禁止規程を定めることが必要です。その上で私用電話の回数や理由とそれに対する注意・指導の回数及び内容を記録しておきます。又、私用電話により職務遂行に支障をきたした事実も記録しておきます。これらの客観的な事実を確認できる材料が無い場合、懲戒処分の程度問題に関わることがある為注意ください。